法蔵菩薩のご修行

法話「いま、仏さまの願いを聞く」シリーズ VOL.1[創刊号]

 『法蔵菩薩のご修行
            ー妙好人善太郎さんのことばを味わうー』・売り切れました

増井 信先生が、『華光誌』に掲載された誌上法話の一編をまとめたもの。

　この小冊子のテーマは「いま、仏さまの願いを聞く」である。私が、あなたが、”いま・ここで”聞くのである。仏さまの願いが具現化した南無阿弥陀仏に遇うのである、いま、ここで。
　（本書「発刊にあたって」より）

　※この機会に、是非、ご味読ください。お勧めいたします。
　また、法事等の施本にもご活用ください。まとめてご購入される場合、割引の特典がございます。詳しくは、華光会館までお問合せください。

ページ数:    ３２ ページ
商品の寸法:  ２１x １４.８ x ０.２ cm

　 ながく生死をへだてける　

　 この善太郎が」

　「阿弥陀如来の、法蔵比丘でありしとき　

 　善太郎、仏にならじは

 　われも仏にならじと誓いたまい

 　ついにはその願、成就したまいた証拠が

 　なむあみだぶつに正覚をとりなさりた

 　なむあみだぶつ、なむあみだぶつ」

　　　　　　　　　　　　　　　　　(菅 真義著・妙好人『有福の善太郎』〈百華苑刊〉より)

　　　　　仏様のものさし

　伊藤康善先生は、「仏法は具体的に聞け」と聴聞の心得をお示しくださっています。たいたいは、「煩悩具足の凡夫だ」と聞くと、すぐに私ほど悪人はいないと括る。そして、私が悪いことも如来様の尊いことも分かるが、でもこの胸が・・・・・・と悩んでおられる。でもこの分かったが、曲者。腹も立てるし、嘘もつく・・・・・・こんな程度の罪悪で終わっている。そこをきめ細かく、具体的に、私に引き寄せてお聞かせいただくのです。

　罪悪観、無常観も、自己内省がてきていればわざわざ強調する必要もないけれど、いまの時代はそうもいかない。この罪悪観は「観」る。「感」なら自分の感じや実感。観察なので、本当は難しい。私には出来ないが、真似事をさせていただく。自分の実感ではなく観法なので、正しい鏡がいる。鏡に照らされ、自己の悪業の具体的な姿をお聞かせに預かるわけです。

　日常のことでも、何を物差しにしているかを示すことが大切ですね。今朝の総会の決算書も、何を基準にするかで随分見方が違う。一般の家計簿が物差しなら、年収3千万、資産が2億円もあれば、かなりのセレブ。しかし会社や組織ならどうですか。年間の売上げが連結で10数兆にもなる企業合併がニュースになったが、11兆円企業の基準と、年収百万円のフリーターの基準では、大違いです。相対の迷いの世界では、基準が変われば見方が変わるわけ。だから自分を、自分の基準で眺めて分かった気になっても意味はない。ここは仏様の教えを物差しにしてお聞かせいただくわけです。

　でも、一日中ジーッと仏壇の如来様を眺めていても、何もおっしゃらない。それでお聖教を量りとさせてもらうが、聖教といっても『浄土真宗聖典』でもこんなに厚い。私の学生時代は、漢文の『真宗聖教全書』全5巻で勉強した。それも大変な量だが、一切経となると膨大ですよ。何百年かかっても学び切れないほどのお聖教がある。だから、お聖教の心を体験的に聞かれた善知識や同行の言葉を頼りに聞かせてもらうしかない。それでは、それが本物かどうかは何で量りますか。理屈や正しい根拠を並べても、最後は自分で判断するしかないでしょう。でも、その「本物だ」と言っている自分こそが偽物で間違っている。ここには・・・・・・・（以下、略）。

仏様のものさし　　　　　　・・・・・ｐ4
罪悪のめあて　　　　　　 ・・・・・ｐ6
衣服で造る罪　　　　　　 ・・・・・ｐ7

仏法は微細に　　　　　　 ・・・・・ｐ9
有福の善太郎同行　　　 　・・・・・ｐ11
粗末に、他所事に聞く　　　 ・・・・・ｐ15

ご意見を聞く　　　　　　　・・・・・ｐ16
一目ご覧くださった　　　　 ・・・・・ｐ20
大悲の本願　　　　　　　 ・・・・・ｐ22

ひと事のご苦労　　　　　　・・・・・ｐ24
兆歳永劫のご修行　　　　 ・・・・・ｐ25
苦難の毒に沈むとも　　　　・・・・・ｐ27

「この私」が勅命　　　　　 ・・・・・ｐ29

仏敵
伊藤康善

後生の一大事
（増補新版）　
増井悟朗　

三帖和讃（上）　
増井悟朗　

三帖和讃（下）　
増井悟朗　

『突然、皆の沈黙を破った坊さんが軽く手を挙げて、すみの方に寝ている・・・　』
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『サブタイトル〜蓮如上人の御教化〜　表題のほか、『決定のこころ』『蓮如上人の教化の根源』『五重の義と信心往生』・・・ 』　
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『親鸞聖人の深い感動をうたった『三帖和讃』を学ぶためにこれ以上はない、最強のテキストが登場!著者の18年にわたる・・・　』
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『大好評の上巻（「浄土和讃」「高僧和讃」）に続き、待望の下巻（正像末和讃）が、ついに完成・・・　』
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仏教詩歌集　
伊藤康善　

悟　痰　録　
伊藤康善　　

善き知識を求めて　
伊藤康善　

化生の世界　

『たいていの者ならば、ここまで進むと愛想をつかして、腹を立てて二度と来ない・・・　』 
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『一ツトセ
必定地獄と聞きながら うぬぼれ心にだまされて落つるこの機と・・・』
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『戦争に電撃戦あり、長期戦ある如く、求道に頓機あり又漸機あり、・・・　』 
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『アフリカの砂漠で、千古の沈黙を守るスフィンクスは、われわれに謎の質問を・・・　』
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親指のふし
増井悟朗

こどもの聖典
増井悟朗  

『では、私が先に申しました、「生きた人の葬式」とは、どんなことか・・・』
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『ひとりの旅人が、西に向かって歩きつづけていました。だれ一人いない広々とした・・・』
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「お念仏ってなに？お葬式のためのもの？」といった、初めての方にもわかりやすく・・・　
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 増井悟朗師が自らの求道と伝道の歩みをふりかえります。悟朗師の・・・
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念仏の雄叫び
増井悟朗　

仏教のめざすもの
（ＤＶＤ）
増井悟朗　他

『真宗の求道の急所の一つは、「後生の一大事」とふみ出すことである・・・』
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『いのちがあるから、眠くなったり、しんどくなったり、また元気になったりする。体だけ･･･』
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無碍道
増井悟朗・西光義敞

わが信心わが仏道
西光義敞

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